めまいの対処法

めまいが突然起こったら

リラックスして楽な姿勢をとってベッドに座っている

めまいに襲われると「私、死んじゃう!」と大変不安になりますが、めまいが重大な障害につながることは、実はそれほど多くありません。
慌てずに楽な姿勢をとって、しばらく安静にしていましょう。

発作がある程度治まり、歩けるようになったら早めに病院を受診して下さい。ただ、めまいとともに、激しい頭痛や嘔吐、手足の運動障害、しびれなどが現れた場合は、脳や頸椎の病気が原因で治療を緊急に要する可能性がありますので、ただちに脳神経外科や神経内科、整形外科などを受診して下さい。

めまいが起こらないために

ベッドでぐっすりと寝ている

めまい発作を引き起こすきっかけは精神的なストレスや、寝不足の積み重ねが多い様です。特に何事に対しても几帳面な方、いわゆるA型性格の方にめまいが多い様です。自分はめまいが起きやすい体質と思われる方は思いきってずぼらな生活をしてみて下さい。無理して仕事をしないこと、3食を時間通りしっかり食べること、夜更かしをしないで睡眠時間をたっぷりとること、これらができるとずいぶん楽に過ごせると思います。
クラっとするめまいの方はぬるめの半身浴がお勧めです。ただし長時間は禁物。浴槽から上がる時はゆっくりと立ちましょう。食事対策としては、ゆっくり食べてコーヒーや緑茶を食後に飲みましょう。

めまいが治らない方にお伝えしたいこと

栄養のバランスがとれている食事

原因の病気をはっきりさせるためには色々な診療科で調べる事になりますが、それでも原因がわからないことは多々あります。
原因がわからず、めまいが不安な方で、耳鼻咽喉科、脳神経外科、神経内科を受診されていない方はまずはそれらの科で検査をしてもらうと良いでしょう。
それらの科で原因がわからないということになっても、特に腫瘍等の緊急性のものが見つからなかったということが分かっただけでも、まずは安心して頂いて良いかもしれません。めまいが治らないからといって塞ぎ込んでしまうことの方がかえって体にはマイナスです。 めまいが治らないからといって家に引き込もったり、布団で寝たきりになると、逆にめまいが治りにくくなることが多いので、症状がある程度治まってきたらなるべく積極的に体を動かしたり、散歩を行ったりしてめまいを克服するような運動療法もお勧めです。

◎睡眠と休養を十分にとり、ストレスをできる限り避ける

◎アルコールとタバコはほどほどに

◎規則正しい食事を心がけていただく

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